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プロが解説!ECサイト構築の際に意識しておきたい4つのポイント
年々、ニーズが増大するECサイト。そのような世間の流れに対応するため、新規制作はもちろんのこと、既存ホームページのECサイト化を検討している事業者の方も多いのではないでしょうか。
ただし、無計画のまま闇雲にECサイトを構築しても、せっかく割いたリソースが無駄になってしまうかもしれません。通信販売で最大限の販促効果を得るためには、当然のことながら綿密に練られた戦略が必要です。
そこで今回は、ECサイトにおける戦略を練る際、重要な第1ステップとなるサイトの設計段階で意識しておきたい4つのポイントについて、WEB制作に携わる筆者がプロの目線で解説します。よりよいECサイト構築のための参考として、ぜひ本記事の内容をお役立てください。
目次
最新トレンド・動向の把握
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取扱商品や参入する業界についての分析も大切なのですが、意外と見落としがちな要素として、キャッシュレス化動向や、決済方法のトレンドを把握することが挙げられます。
世間ではすでに定着しているネットショッピングですが、オフラインが主流であった時代からオンラインへと、その決済方法は常に変化してきました。
決済方法は、購買の意思決定を大きく左右するものです。ユーザーが求める決済方法に対応していないということは、甚大な機会損失にも繋がりかねません。事前のリサーチを欠かさず、適切な決済方法の選定に気を配るようにしましょう。
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今後の運用を見据えたテーマ設定
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これはECサイトに限った話ではありませんが、売上や集客に関しては、サイト公開後の運用が鍵を握ります。
特に、EC戦国時代ともいえる昨今においては、どれだけ優れた商品やサービスであっても、効果的なPRが必要不可欠です。
そのため、テーマ設定をしないまま新規制作したECサイトや、取り急ぎ既存のホームページをカスタマイズしただけのECサイトでは、実際の運用で情報発信がスムーズに行えなくなる可能性があります。
宣伝の切り口をたくさん見出すことができそうな、取扱商品やサービスと関連性が深いテーマ設定を意識してみてください。
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ユーザーが快適に利用できるデザイン設計
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WEBサイトのデザイン設計になくてはならない要素として、「UI」と「UX」と呼ばれるものがあります。これらは端的に言えば、ユーザーの利便性を高めるために必要な要素です。
双方ともに、離脱率や成約率に与える影響は計り知れません。そのため、ユーザーの目を引くハイセンスなビジュアルも大事ですが、ECサイトにおいても例に漏れず、UIとUXを考慮したデザイン設計を行うようにしましょう。
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売上を左右する写真撮影のスタイル
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WEBサイトに掲載する写真は、ビジュアルに大きなインパクトを持たせることができる貴重な素材です。とりわけECサイトでは、掲載する商品写真のクオリティ次第では、ユーザーの購買意欲を促進させることも十分に可能です。
しかしながら、撮影は自社で行うのか、プロのカメラマンへ依頼をするのか、悩まれるケースもあるかと思います。いずれにせよ、基本的に統一感が求められる商品写真。後々の手間を考えると、写真撮影のスタイルも事前に決めておくとよいかもしれません。
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まとめ
ECサイトを構築する際には、WEB制作会社へ制作を依頼する事業者の方も少なくないことでしょう。その折には、ぜひ本記事でご紹介したポイントを事前に考慮しておき、依頼時にお伝えしてみてください。
質の高いECサイトの構築を実現するためには、WEB制作会社へ丸投げするよりもはるかに効果的です。
また、自社でECサイト構築を行う場合にも、本記事の内容をひとつの指針としてご活用いただけますと幸いです。
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