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2020.09.19

インバウンド需要再来前に、Googleマイビジネスを見直そう

新型コロナウイルス感染症の影響により、すっかり低迷してしまった国内のインバウンド需要。私が拠点とする山梨県の富士吉田市・富士河口湖町エリアも観光地として知られていますが、コロナ以前では考えられなかったほどに、現在は外国人観光客の姿を見かけなくなりました。

そのため、直近では国内旅行へとシフトする動きが目立つ観光産業ですが、いずれ回復の兆しが見えるであろうインバウンド需要再来への備えも怠るわけにはいきません。

そこで今回は、「Googleマイビジネス」にフォーカスして、取り急ぎ見直しておきたいインバウンド対策について解説してまいります。最低限必要な内容に絞ってまとめてありますので、あまりインバウンド対策にリソースを割けないという事業者の方も、ぜひご覧になってください。

いまさら聞けない、MEOとは?

Googleマイビジネスの説明に入る前に、まず「MEO(Map Engine Optimization)」について覚えておきましょう。

ローカルSEOとも呼ばれるMEO対策は、ユーザーが検索を行ったエリアの近隣にあるスポット情報を表示させる、ローカル検索での検索結果において、自店の情報を上位表示させることを目的としています。

近年、右肩上がりの増加傾向を見せるローカル検索数。いまやSEOと並び、MEOも事業者にとって必須となっている施策です。

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「SEO」と「MEO」は、ネット集客における重要な2つの要素です。ぜひ理解を深めておきましょう。

押さえておきたいGoogleマイビジネスの基本

先述したMEOにおけるマップとは、「Googleマップ」のことを指しています。そして、Googleが提供するサービス上に自店のビジネス情報を提示させるための無料ツールが、MEO対策を行うために欠かせない「Googleマイビジネス」です。

写真や動画を活用した店舗イメージのプロモーションや、口コミを介したユーザーとの交流、最新のビジネス情報をユーザーと共有できるなど、Googleマイビジネスを活用することで得られるメリットは計り知れません。

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今回は、主にGoogleマップについての解説となっておりますので割愛しますが、Googleマイビジネスではインサイト機能を活用した分析も可能です。ぜひ、この機会に登録してみてはいかがでしょうか。

インバウンド対策に必須となるGoogleマップの特徴

世界でも人気が高いナビゲーションアプリであるGoogleマップが、インバウンド対策と密接な関わりがあることは、言うまでもありません。

移動手段別のルート検索や、スポット情報の確認やレビュー、お気に入り機能などの特徴を有するGoogleマップ。

数ある特徴の中でも、インバウンド対策の観点で最も注目したいのが、「ユーザーの言語に合わせたローカライズ」です。

つまり、Googleマイビジネスに掲載されている情報をユーザーが閲覧する際に、閲覧したユーザーが設定している言語への自動翻訳が可能となっています。

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Googleマップのローカライズ機能では、英語や中国語はもちろんのこと、世界中の幅広い言語をカバーしています。

Googleマイビジネスの多言語設定について

必要最低限のMEO対策として、Googleマイビジネスを活用すべき点についてはご理解いただけたかと思います。最後に、もう一歩進んだインバウンド対策として、Googleマイビジネスの多言語設定についてご紹介します。

実は、Googleマップのローカライズ機能には、自動翻訳される項目と、そうでない項目がありますので注意しておきましょう。

自動翻訳されない項目としては、「ビジネス情報(店舗情報)」、「投稿」、「商品・メニュー」があります。以上の項目に関しては、自店の客層を鑑みて、複数の言語を併記しておくと安心です。

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Googleマイビジネスで設定した情報について、言語ごとの表記を確認しておくと万全です。各言語の表記確認は、モバイルの言語設定を変更することで確認できます。

まとめ

本記事でご紹介したGoogleマイビジネスの活用は、インバウンド対策はもとより、国内に向けたMEO対策としても非常に有効となる手段です。

あまりネット集客に時間がかけられないという事業者の方も、ぜひこの機会に取り組んでみてください。